<前回からのつづき>

ビーコンビーコン警報が鳴り響く密室のトイレ。
パニックを起こしている私はひたすらその場をぐるぐる歩きまわって
警報を止めるために、目につくボタンを片っぱしから押していきました。

とりあえずトイレの水は流れて、問題はひとつ解決。

これ以上に悪い状況なんてないだろうと、
天井に近いところに並んでいる謎のボタンも
押しまくったのですがいっこうに止まらない警報。

半べそをかきながら、もうトイレから出ようと思ったその時
やっと警報が鳴りやみました。

腰を抜かしそうになりながらヨロヨロとトイレの外へ出たのですが
そこは人がたくさんいる楽しげな公園。
だーーーーーれも、なーーーーーんにも気にしていない様子。

おいおい、確かに私は間違って警報を押したけど
これだけ人がいるのになぜ誰も寄ってこない????

遠くから観察していた連れの話しによると、、、
ビーコンビーコンの音と共に、トイレの入り口についている
サイレンがいきなり回りだし、何事かと思ったら
どこからともなく子供が走ってきて(公園内なので子供がたくさんいます)
ピカピカ回っているサイレンの下にあるボタンを押して
何事もなかったかのように走り去っていった。
とのこと。

そして警報が止まると同時に挙動不審の私がトイレから出てきたので
連れは全てを察知したそうだけど・・・。


これは問題だ!!!!

子供が躊躇せずにそのストップボタン押す、ということは
これが日常的に鳴ることがよくあると推測される。

つまり!
トイレの壁についている「押す」と書かれたあのボタンは
やっぱり私だけじゃなくて一般的に間違いやすいに違いない。

そして!!
ストップボタンを押して「いつものことだよ~」といった感じで子供は
走り去ってしまったらしいが、本当にトイレで人が倒れていたら!?
実際、ドアをノックしてくれる人も、声を掛けてくれる人もいませんでしたから。

大変な問題ですよね。

今回に限っては、ストップボタンを押してもらったことで
私は助かったけど、本来は無事を確認するまで勝手に警報を
止めちゃいかんだろう。

これはひとつ、あの公園を管理しているところへメールを送っておかねば。
私の失敗が今後の事故防止につながると良いのだけど。。。