No.192 『地獄のスイカマラソンスタート』
No.193 『お腹爆弾・大ピンチ』
からの続きです。

お腹爆弾を抱え、死にそうになりながらヨロヨロとしている私は
まるで24時間テレビで100km走り続けている芸能人のよう。

この時点でたったの2.5km・・・。

そこへ私の目に飛び込んできたのは、、、


トイレでした!!

それと給水&スイカポイント。

神様ありがとうございます!


付き添ってくれた友人の「ここでスイカ食べて待ってるよ~」
の声を背中で聞きながら、私は無言で消えていきました。


そして命拾いをした私は、友人2人とスイカポイントで記念写真。

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スイカを手に持ちすごく楽しそうな友人2人。
そして、スイカを食べることが許されない、手持無沙汰な私は
無理矢理ピースを作っています。
魂は完全に抜けています。

なんとか緊急事態は切り抜けたもののマラソン地獄は続きます。
友人たちには先に走ってもらい、くすぶり続けている
お腹爆弾を抱えてのろのろ歩き出しました。

もはや走ることができない。。。

横を歩く猫にすら追い抜かれる始末。

けれども時々路肩で応援してくださる方々がいるので
そこを通過する時だけ走ってみる。

お腹爆弾をだましだまし、歩いたり走ったりしながら
どうにかこうにかゴールをきることができました。

調子がいいもので、マラソン終了後はくすぶっていた
お腹爆弾もすっかりおとなしくなり、ホッとひと安心。

そして私はあれだけの苦しみを味わったのに、
その原因と思われるスイカをたらふく食べ、
さらにマラソン会場でお祭りのように出ていた屋台であれこれ食べ、
さらに帰り道の途中で友人とビールで乾杯しました。

けれどもお腹爆弾はすっかり影をひそめ、私の勝利で終了!!

たった5kmのマラソンでしたが、私にとってはハーフマラソンを
超えるほどの数々のドラマが巻き起こった思い出深いマラソン大会でした。

恐るべしスイカマラソン!!!!