『ブレインロック』ってご存知でしょうか。

だいぶ日にちがたってしまいましたが、今月11/11に放映された
『奇跡体験!アンビリーバボー』の番組で取り上げられた脳の現象の話しです。

ものすごく簡単にまとめますと、、、

脳には短期記憶と長期記憶があります。
それは大体想像がつきますよね。

とりあえず記憶したこと → 短期記憶(今日初めて会った人の名前)
習慣化している(orしていた)こと → 長期記憶(自宅への帰り道)

長期記憶の方はそう簡単には消えない記憶のはずなのですが、
ある外的要因や心的要因などで突然脳にロックがかかってしまい、
わからなくなってしまう現象なのだそう。

番組では、たびたび起こるプロスカイダイバーの謎の事故死はこの現象が
原因ではないかという内容でした。
※番組の内容をもう少し詳しく書いていらっしゃる方がいたので
興味がある方はこちら↓
http://tv-blog.blog.so-net.ne.jp/2010-11-11


これを見ていて、私は三味線の練習中に起こる謎の現象に合点がいきました。

私は三味線を習っているのですが、
習いたての曲はもちろん短期記憶へ一時的に入ります。

先生の手の動きを見ながらじゃないと弾けないとか、
覚えたような気もするけど、2日くらい弾かないともう弾けない。
というのはまだまだ短期記憶のしるしです。

何度も何度も練習するうちに長期記憶の方へ移動していき、
1人で弾けるようになり、そして1~2週間弾かなくても弾けます。

というか、弾いている最中に考えごとをしています。

練習中に考えごとをするのもどうかと思いますが、
その日あったこととか、気になっていることとか
およそ三味線とはまっっったく関係ないことを考えているんです。
無意識のうちに。

でも手は意識せずともちゃーんと動いていて、間違えずに曲を奏でているんです。

大人になった今、補助なし自転車に乗るのに左右のバランスがどうとか
まったく意識せずに乗っているのと同じレベルです。

これは覚えた曲がめでたく『長期記憶』へ移動できた証拠!!

と思っていたのですが、練習中に突然弾けなくなってしまったんです・・・!

(つづく)