明日はどっちだ!?(上口真実)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2010年06月


朝起きてから、夜寝るまで、選択、選択、選択の連続です。


朝、布団の中で「うーん今日会社に行くか、休むか。。。」
という選択で1日をスタートする人はいないと思いますが。。。

今日の服はこれだ、だからアイシャドウは何色だ。
ランチはあそこでしよう。
仕事中もあれこれ選択して、
そして今日は飲むか、休肝日か
ビールかワインか。

小さな小さな選択の繰り返し。

もちろん人によっては重要な選択の連続の方もいらっしゃるでしょうが、
生活のほとんどが無意識の選択で埋め尽くされています。


そして、選択の結果がよくなかった場合、
それをどうとらえるのか。

うわーーーーーーーー最悪だぁ!
やっぱり私ってダメ人間・・・。
時間を巻き戻したい。。。

とずっと落ち込むのか、

よっしゃーーーこれも勉強!
この経験を生かして次頑張るぞーーー!!

とポジティブにとらえるのか。

結果に対してのとらえかたも、本人の選択ですよね。

良くない結果に対して、ポジティブにとらえることを選択することは
もちろん大事として、その前に自分が腹を決めて選択したことが
その選択に関わる人、事、物にとって良い結果がもたらされるように
最善の努力をするのが一番!

よっしゃー頑張るぞーーー!!!


平日の真昼間、友人の結婚パーティー開催のお知らせが
携帯メールに届きました。

それはただのお知らせメールではなく、
メールの本文にURLが書かれていて、そこへアクセスすると
私たち友人のみがアクセスすることができる
専用のwebページが閲覧できます。

なんと便利なことに、その専用ページにて結婚パーティーの
出欠を登録したり、お祝いの言葉を入力したり、
会場の日時・場所・地図などを閲覧することができるんです。

いやー面白いねー。


と、そんなメールが届いたのが2ヵ月前。

お呼ばれした結婚パーティーへ、先週末行ってきました!!

友人である花嫁は、とってもかわいい姫でした。

かわいいし、性格良くて人なつっこいし、料理上手だし。
これはもしかしてお祝いに集まっている男性の中には
悔しい思いをしている人もいるのでは!?
と余計な心配をしてしまうほど。

そんな花嫁は私より8コも年下で、
ちょっとちょっと順番的に私が先じゃない!?
抜かさないでよっ!!!!

と思いましたが、これだけ揃っていたら男性も放っておかないか。。。

よーし、とにかくパーティー楽しむぞー!
と久しぶりに会った友人たちとのおしゃべりやお酒を楽しんでいたところへ
プレゼントイベントが始まりました。

プレゼントはひとつ。

例の2ヵ月前に携帯に届いた、結婚パーティーお知らせメールに
一番最初に「出席」と登録した人がプレゼントゲット。

うーん確かあの手続きは、障害物競争のように面倒だったな。

 携帯に届いたメールを読む
  ↓
 メールの本文に書かれているwebページにアクセスする
  ↓
 webページを閲覧するためにはパスワードを設定してログインする
  ↓
 いろいろ情報を読む(開催場所情報や主催者メッセージ)
  ↓
 出欠のページへ進んで登録

あんな平日の真昼間にきたメールに一番最初に出席登録した人って
よっぽど暇だったんじゃないの~
なんかこれで呼ばれるの恥ずかしくない!?

と隣の友人に話していたら、、、


「一番最初の出席登録者はーーーーーーー


   かみぐちまみさぁーーーーーん!!!!」


え"え"ぇっっっ!

なんと120人に一斉送信したところ、
送信後わずか4分での登録だったらしい。

まぁレスポンスが早いってことだよ・・・。
偉いよ私。。。

と、心の中で都合よく切り替えて、ちゃっかりプレゼントゲットしました。

中身はビアグラス!!

わーいやったねー
ヒマ人ばんざーーーい!!


『イノベーション』を題材にして、急に私が勝間和代さんのように
ビジネス話しを始めるわけじゃないんです。


人を待っている間、本屋で時間を潰していた時に
そういえば気になるあの本、、、と思って手にとったのが

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

でした。


この本よっぽど話題なのか、正式な題名が思い出せなかったので
たった今Googleで「もし」と打ち込んだだけで、検索キーワードの候補として
この題名が出てきました。

すごーーーい。


で、この本を立ち読みしたのですが、
『もし高校野球の~』の主役の女子高生が本の中で
ドラッカーさんが執筆した『マネジメント』を読みながら、
起業や会社の管理業務に従事している人に必要なマネジメント能力を
野球部のマネージャーにあてはめて考え、実行していく本です。

小説仕立てで全体的にとてもわかりやすいのですが、
ひとつよくわからないことがありました。

恥を忍んで告白しますが、、、
「イノベーション」について。
解説はあるのですが今ひとつ理解ができない。。。

本の中の女子高生は意味を理解して行動に移しているのですが、
私には???

イノベーション? なになに???
と思いながら本屋での立ち読みを中止して顔をあげるとそこには
謎の言葉「イノベーション」がタイトルになっている本、本、本。

ビジネスコーナーではあたり前の言葉なのか。。。

それにしても、ビジネスコーナーではわかるようでわからない
横文字がものすごく使われていませんか。

日本語(=漢字)の良いところって、初めて聞く言葉でも漢字で表してもらうと
なんとなーくわかる、というところですよね。

イノベーション、イノベーションって言われてもねぇ。。。
漢字で書いてもらった方がすぐピンときそうなんだけどなー。


それまでは調子よーく立ち読みしてきたのに、イノベーションの壁にぶつかり
よく理解できないことで、一気に足が疲れていることに気付いてしまいました。

おいおい1時間半も立ち読みしてるよ。。。
30分くらいのヒマ潰しのつもりだったのにー。
本来の目的、待ち人はどうした!!

イノベーションのおかげで1時間半待たされていることに気づかされ
もう帰ろうと思ったところへ、やーっと待ち人は来ました。

移動した飲み屋で、もちろん私はイノベーションの悪口を
酒の肴にして飲みました。

自分の無知をひけらかしながら。


誰も興味ないかもしれませんが、
「こてつ」という名前の由来について。


値が張る三味線をかなり頑張って購入した時から
名前をつけよう!と決めていました。

なんてったって、私の三味線の腕はこの子にかかっています。

この先、2代目を購入することはないだろうから
この子と二人三脚で三味線人生を歩んでいくにあたり
名前をつけて仲良くしていこうと思ったからです。


よし!ここはひとつ三味線の師匠に名付けてもらおうと
思ったのですが、シャイな私はなかなか言い出せずにいました。

まだ付き合いの浅い師匠に、この人は頭がおかしいのか・・・?
と思われたくなかったんです。

とうとうタイミングが掴めずに1カ月がすぎてしまったので
諦めて自分で命名しようと思いました。


うーん。
自分の好きな名前をつければいいといっても、これがなかなか難しい。

三味線が上手になりたいからー、、、
師匠の名前をつけちゃおうか。

いやいや。家の中とはいえ、いくらなんでも師匠の名前を呼びすてで呼べないな。
かといって三味線に対して「○○師匠!」って呼ぶのもおかしいしなぁ。。。

万が一、発表会かなんかで自分の三味線を持っていった時に
「最近、○○師匠の調子が悪くってさーぁ」なんて言ってしまったら
もう教室に行けないし。。。


あれこれ考えましたが、なかなか決まらないので連れに相談しました。

まず私からの条件としては和名で、それから男名であること。

連れにその三味線は弾くとどんな感触なの?
と聞かれたので、
「すごくよく響いてジンジンする。で、重い。」
と答えたところ、

じゃぁ 鉄。
と名付けられました。
なかなか気に入ったのですが少し心配なことが・・・。

強そうすぎじゃない?

主人である私の言うことをきかないで扱いずらそう。
名三味線になってほしいけど、
私の手に負えない三味線になっちゃ困るんだよなー。
主従関係はハッキリさせないと。

と注文をつけると、じゃあ「小(こ)」つければいーじゃん。

という連れの安易な思いつきによる命名で落ち着きました。

そういうことで、漢字で書くと小鉄なんですが、
ひらがなの方がより従順そうなので「こてつ」と書いています。

かわいいやつですが、なかなかの金食い虫で困っています。


こてつの皮がぱっつんぱっつんに貼り替えられて
無事退院してきました。

※こてつの入院の経緯→ No182『はちきれる』

良かったねー。
これからはより一層大切に扱うからね。
と、こてつに約束しました。


ところで普通に「こてつ」と呼んでいますが
三味線のことです。

心配ありません!私の頭は大丈夫です。

三味線に名前をつけて、声をかけているなんてことが
人に知れたら気味悪がられるのではないかと思い
今まではふせていました。

でも、大切な物に名前をつけるって珍しいことではないようです。

以前読んだ小説に登場した刑事が、毎日の聞き込みで得る情報を
描き込むノートに「ジョニー」だかなんだか、
そんな名前をつけていました。

それを読んで、私の行為も珍しいことじゃないんだと思い
こうしてカミングアウトする気になりました。

ちなみに私のまわりの友人でそういうことをしている人には
まだ会ったことないのですが・・・。

カミングアウトする勇気がないだけでしょうか。


私は決してなんでもかんでも持ち物に名前をつけているわけではありません。
今のところ自転車と三味線だけです。

どちらもとても大切にしていて、毎日のように使い
思い入れの強いもの、ということで厳選された2品です。

と、こんな熱い想いをキーを叩いてパソコンに打ち込んでいたところ
ふと目の前のノートパソコンと目が合い、電撃が走りました。

自転車よりも、三味線よりも、このノートパソコンが

1番付き合いが長くて

1番一日で一緒にいる時間が長くて

仕事したり メールしたり ネットしたりと

私にとってなくてはならない存在だというのに、、、

名前がない!!

とても重要なことに気付いてしまいましたが、
今さら名付けてみるのも変な気がします。

長年連れ添ってきたパートナーのことを
「おい」って呼んでいたのに、急に「名前で呼んで」って
言われても困っちゃう感じです。

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