明日はどっちだ!?(上口真実)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2009年02月

私の好きなもの。

それは、メガネが湯気でぶわぁ~と曇ってしまうのを見ることです。

それを知っているメガネをかけている友人たちは
私のために鍋のフタをガバッと取って、
曇りメガネをサービスしてくれます。

あーーー癒されるーーー。

ただこの曇りメガネにはそうそう出会うことができないんです。
というのも、今まで曇りメガネをサービスしてくれていた
友人がコンタクトに変えてしまったり、私が好きだということが
そんなに人に知られていないから。

それに、メガネがキレイに真っっっ白に曇るシチュエーションって
相当な温度差がないとそうありませんよね。

なので、曇りメガネに出会うのはかーなーりラッキーなこと。

鍋の季節だというのに、今シーズンはまだ一度も出会えていません。。。

ところが!!
先日、今シーズン初の曇りメガネに遭遇したんです。

なんとそれは雨の日の満員電車。

つらく苦しい満員電車をいかにハッピーに乗り切るか、というのが
私の課題だと昨日のコラム (第127回 イライラ電車) でご紹介しましたが、
今週の月曜は朝から雨降りだったために憂鬱な電車通勤でした。

極限まで押しつぶされて、圧死するーーーーー!!
となったところで、空気をもとめて顔をあげると、、、
目の前には完璧なまでに曇ってしまったメガネをかけた
サラリーマンが!

曇っていることなんか意にも介さず、メガネをはずすことも
ましてや拭こうともしない堂々たる姿勢。

久しぶりの曇りメガネとの出会いに満員電車も
かなりハッピーな気持ちで乗り切れました。

ありがとう曇りメガネ!!

私は今電車で1時間弱かかる仕事場へ通っています。

電車2本乗り継ぐのですが、
朝の満員電車のつらさといったらもうひどすぎる!!

なので、どんなに寒くても ババチャリ で11kmの道のりを
チャリ通勤しています。
飲み会のある日と雨の日を除いては。

飲み会のある日はまぁ我慢するとして、
雨の日はすごく憂鬱。

満員電車だけでもつらいのに、他のみんなも満員電車に
うんざりして、朝から不機嫌そうな顔、顔、顔。。。

みんなのイライラがピリピリ伝わってくるし、
行動&態度にものすごく出ています。
他の人に対するほんのちょっとの思いやりをみんなが持てば
つらいラッシュも少しはやりきれるのに・・・。

とは言っても、やっぱりひどいマナーの人がいると
私もついイラっとして、『イラっと指数』があがってしまいます。
逆に、気をつけているつもりでも自分が他の人の『イラっと指数』を
あげてしまうこともあります。

満員電車の車内はお互いの『イラっと指数』をどんどん
上げあっていってしまう危険な世界。

例えば。
ものすごく混んでいる電車で新聞を読んでいる人がいる

→その新聞が近くの人の顔や頭にバサバサあたって
その人のイラっと指数が上昇

→イラっと指数のあがったその人は新聞読んでいる人に気づかせる
ために、頭をふるなどして暴れる

→むしろ新聞読んでいる人じゃない他の周りの人に髪の毛が
バサバサあたり、他の人のイラっと指数が上昇

→するとそのイラっと指数が上がってしまった人もまた
イライラして周りが見えない行動をとってしまう

というような感じでこっちでイライラ。あっちでイライラ。
恐るべし イライラ伝染病!!

おかげで仕事をする前にヘロヘロ状態で、
茹ですぎたもやしのように、へーんなりしてしまいます。

そうならないために、いかに自分の『イラっと指数』を
あげないか、満員電車を楽しく過ごすかが私の課題です。

友人のお友達は『うずまき』が好きで身の回りのいろいろな
ものが『うずまき』なんだそうです。

なので友人がお友達に「うずまき好きだねー」と
指摘したところ、そのお友達は自分がうずまき好きだとは
気づいていなかったらしい。

えーーーそんなことってあるのー!?
とすごくビックリ。
信じられないと思いましたが、本当にお友達は
うずまきが好きで集めているわけではないようです。
気づいたらうずまきに囲まれている生活。

それって無意識の世界で好きなもの、自然と心落ち着くものを
体が求めて集めてしまっているってことかー。

そのお友達=うずまき

という図式が出来上がり、本人は気付いていないようですが
ぜひそこは強く!そのお友達のカラーとして
全面に出していったらステキなんじゃないかなー。

そんなお友達を持った友人に「そんな風に好きなものある?」
と聞かれて、うーーーーーん・・・ない。

と答えた瞬間、そういえば!!

私も最近友人に指摘されたものがありました。

『しましま』

自分ではまったく気づいていなかったのですが、

マフラー
マグカップ
折りたたみ傘
ブックカバー

がしましまで、それに気づいた友人にしましま好きだね。
と指摘されたっけ。

しましま好きなのかー。。。知らなかったなあ。
と思いながらふと部屋を見渡してみると

ワンピース
セーター
シャツ
トップス
パンツ
ハンドタオル
フェイスタオル
バスタオル
カバン

うわーすごいしましまー

そしてふと目を落とすと今はいている
部屋着ズボンもしましまだよー

先日スノーボードに行った時、ひと昔前までは
目にしなかった光景を何度か目にしました。

なんと、若いパパが抱っこひもでお腹に赤ちゃんを
くくりつけて滑っているんですっ!!!!

ひーーーー危なすぎっっっ

くくられた赤ちゃんは思いっきり風をきって
滑るのに付き合わされているから、めちゃめちゃ寒いだろうし、
半ば白目状態。
パパのお腹で人形のようにブランブラン揺さぶられていました。

ママ!ママ!ママはどこ!?
あんなことになっちゃってるけどいーの!?!?

とママを探してみたけど見当たらず、、、
でもママも滑っているんだろーなぁ。

そんなパパを数人見かけました。

13、4年くらい前にスノーボードが流行りだして、
当時始めた人たちがちょうどパパ、ママになる年齢なので
これからもゲレンデでこんな光景をよく見ることになりそうです。

スノーボードはスキーと違って、曲がる時にとても視野が狭く
背後がとても見づらい時があります。

赤ちゃんなんかお腹に抱っこしていたらバランスとるのに
大変でまわりの確認をするのがおろそかになるだろうし、
自分がいくら気をつけていても、いきなり背後から
突っ込んでくる人もたくさんいます。

はーーーほんとに怖い怖い。

スノーボードが流行り始めたころ、ボーダーのゲレンデでの
マナーの悪さがとても問題になったり、スキーヤーに比べて
ずっと事故件数が多く、死亡事故もよく耳にしました。

若いパパママボーダーが赤ちゃんと一緒に事故に
巻き込まれるなんてことにならないよう、お腹にくくりつけて
滑るなんて恐ろしいことをしないでほしいものです。

Maminame_4

小さい頃からずっとスキーをやっていて
大学生の時にスノーボードに転向しました。

ものすっごく夢中になり、学生だったので冬休みは
アルバイトで山にこもって、昼間滑って夜バイトという生活を
していました。

でもボードやスキーをしない友人は言うんです。

あんな寒いとこで降りては登って降りては登っての繰り返しで
何が楽しいの????

わかってないなーーー。
あんなに興奮することってないよ。

しかもただひたすら降りて登ってるわけじゃないし。
小技を練習してみたり、それができた時の感動はすっごい大きいし、
へなちょこジャンプしてみたり、誰もいないゲレンデを
スピードだして滑ったら、ものすごい量のアドレナリンがでます。

はーこうして想像して書いているだけでも
少量のアドレナリンが出てきちゃう。。。

こんなに楽しいのにねー。

ボードをやったことなかったり、好きじゃない人にとってみれば
意味のない行動の繰り返しに映ることが
私にとっては最高に興奮できる娯楽です。
だからお金と時間と労力をかけて行っちゃうんだろーなー。

そんなこと言ったら、私にしてみればマラソンの方が
かなり不思議な運動です。
マラソン大会出ようとしているけど。。。

はっきり言ってスノーボードのような興奮はないし
アドレナリンも大放出するようなこともありません。

ただ黙々と、淡々と、
走るだけ。

あれこそ「なんのために?」と思ってしまいます。

ただマラソン大会で完走した後の達成感と
ビールの旨さは言葉に出来ないほどサイコーです。

今年もマラソン大会に出ちゃうのはそのためだなー。
あれがなかったら走り続けられない、きっと。

その達成感を得るためにマラソン大会にエントリーしたのに
今の私は時間制限により途中退場になりかねない!!

そんなことになったら、それこそなんのために
走っているのか謎です。

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